煙草は子供に影響するの?
妊娠中に煙草を吸うことがお腹の子供に悪い影響があるということはよく知られていますが、最近では、煙草が女性の不妊の原因にもなっているのではないかと指摘されていますよね。ではどんな影響があるのでしょうか?
【妊活中の煙草の影響】1.生殖機能の低下を招く
実際に、煙草を吸う女性は煙草を吸わない女性に比べ、避妊をせずに妊娠する割合が低いということがわかっているそうです。また、煙草を吸う女性は閉経の年齢が低い傾向にあり、煙草が女性の生殖機能を悪化させることが推察できますね。
煙草に含まれるニコチンには血管を収縮させる働きがあることから、煙草を吸うと卵巣への血流を悪くし、女性ホルモンの分泌を妨げたり、月経不順をおこしたりすると考えられます。また、卵巣の排卵機能が低下したり、受精卵が子宮内膜に着床しにくくなったりする恐れがあるそうです。卵子の質が悪くなり、卵子の染色体異常を引きおこす可能性も指摘されいるそう。
また、煙草を吸う女性は、子宮外妊娠を引きおこすリスクが高くなることがわかっているようです。
また、煙草を吸う女性は、子宮外妊娠を引きおこすリスクが高くなることがわかっているようです。
【妊活中の煙草の影響】2.体外受精の成功率にも影響が
不妊治療のひとつである体外受精を行った場合でも、煙草を吸っている女性の成功率が低いことがわかっているようです。卵巣刺激を行っても卵胞があまり育たなかったり、受精率が低下してしまったり、うまく着床しなかったりすることが多いようですね。
煙草を吸っている女性でも妊娠する人は大勢います。しかし、煙草が不妊につながるリスクがあることから、妊娠を望む女性は禁煙することをおすすめします。
煙草を吸っている女性でも妊娠する人は大勢います。しかし、煙草が不妊につながるリスクがあることから、妊娠を望む女性は禁煙することをおすすめします。
【妊活中の煙草の影響】3.前置胎盤のリスク
妊娠中の煙草は、お母さんの子宮内の胎盤(たいばん)が子宮口を覆う前置胎盤(ぜんちたいばん)などの胎盤異常をおこすリスクを高めるそうです。前置胎盤になると、妊娠中にお母さんの子宮から出血をおこしたり、早産になったり、出産時に大量に出血したり止血が困難になる恐れがあるようです。妊娠中の出血が多いと、赤ちゃんが十分に成長する前にやむを得ず帝王切開での人工早産になる場合もあると言われています。