不登校は学年が高くなるにつれて増える傾向に
小学校は6年生の不登校が最も多く、中学校についても3年生が最も多いようです。小学校1年生から中学校3年生までの9年間において、不登校の児童生徒は学年が高くなるにつれて増える傾向にあることが分かっています。
不登校は決して珍しいものではないということですね。では、小学生の不登校の原因にはどういったことが挙げられるのか、そして不登校の子供にお母さんはどうやって接すればよいのかいくつかご紹介していきます。
《小学校の不登校の原因》親と離れのが不安
特に小学校低学年~中学年の不登校の原因と考えられるもののなかに、「母子分離不安」が多いようです。あまり聞きなれない言葉ですが、母親に心理的に依存してしまう状態のことを言います。学校に行きたくないわけではないけれど、学校から帰ってきたときにお母さんがいなくなっていたらどうしようなどという不安から、お母さんの気をひくために学校に行かないという行動をとる場合があるようです。
《小学校の不登校の原因》家族間の問題
夫婦間や家族間のひずみが形をかえて、子供の行動に表れる場合があります。不登校もその1つで、お子さん自身も原因に気づかないうちに、そういった行動をとっていることがあるそうです。
《小学校の不登校の原因》学校に通うことに違和感
現在の学校教育は、何でもバランスよくできる子どもが高く評価される傾向にありますよね。そのため、例えば昆虫のことについてはとても詳しいけれど、他のことにはあまり興味がないなどの一点集中型の子供にとっては過ごしにくい環境かもしれません。
このような場合に、周りの友達や、学校の雰囲気に違和感を持ち、学校に行かないことでそれを表現していると考えられることがあるようです。
このような場合に、周りの友達や、学校の雰囲気に違和感を持ち、学校に行かないことでそれを表現していると考えられることがあるようです。