子どもの発達障害 「自閉スペクトラム症(ASD)」とは?
現在、自閉症という障害名は廃止され、自閉スペクトラム症・自閉症スペクトラム障害の障害名のもとに統合されました。そのため、今後自閉症という名称での診断は少なくなることが予想されますが、自閉症は現在も耳にする名称であり、また発達障害者支援法などの法律や文部科学省でも使用されているようですね。
自閉スペクトラム症には、対人関係やこだわりの特性がきわめて強い状態だけでなく、これらの特性が少しでもあることによって生活に支障を来し、福祉的・医療的サポートが必要な状態まで幅広く含まれます。最近の調査では子どものおよそ20~50人に1人が自閉スペクトラム症と診断されるともいわれています。男性に多くみられ、女性の約2~4倍という報告があります。
自閉スペクトラム症とは、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです。子どものおよそ20~50人に1人が自閉スペクトラム症と診断されているようですね。特に男の子が多いようです。
自閉スペクトラム症(ASD)の原因は?
自閉症の原因には様々な説がありますが、まだ特定はされていないようです。生まれつきの脳機能障害であると考えられ、親のしつけや愛情不足など育て方が直接の原因ではないそうですよ。
《自閉スペクトラム症(ASD)特徴》行動1 いつも同じ遊び方をする
ミニカーを1列に並べ続ける。ドアを何度も開け閉めする。手をかざしてヒラヒラさせる。などいつも同じ遊びを飽きずにやることが多いようです。
《自閉スペクトラム症(ASD)特徴》行動2 感覚に無関心、または過度に反応する
転んでけがをしても痛がらなかったり、怒られても怖がっていなかったりと感覚に無関心のことがあるようです。また、赤ちゃんの泣き声など特定の音を嫌がり耳をふさ技、蛇口から流れる水を眺めることに熱中するなど過度に反応することもあるようです。